大学卒業後、IT企業に入社しシステムエンジニアとしてキャリアを開始いたしました。開発実務に携わった後、プロジェクトマネージャーとして経験を重ね、その後、東京本社へ転勤し約20年間にわたり勤務いたしました。この間、MBAを取得しつつ、ソフトウェア開発事業責任者として経営に参画し、組織運営および事業発展に貢献してまいりました。

　2022年10月に株式会社JCBC取締役社長に就任し、2023年4月よりSI事業CEOとして経営の中核を担っております。

　2023年4月に新規事業として立ち上げたSIソリューション事業は、本年で３年目を迎えました。この間、組織体制は毎年倍速で拡大し、運営基盤も着実に強化されております。多様なプロジェクトにおいて蓄積した実績とナレッジは、技術力・品質・推進力の向上に寄与し、事業としての競争力を確立しつつあります。現在では、アジャイル開発を軸とした確かな技術基盤を構築し、顧客価値を創出するSI事業として成長を続けております。

　当社の事業運営においては、「元気・本気・気づき・やる気」の四つの“気”を基本理念に掲げ、人材マインドの育成を重視しております。特に組織全体の総合力向上を目的として、コーチングを取り入れたマネジメント手法を導入し、アジャイル開発に求められる迅速性・品質・生産性の最大化に努めています。これにより、高度なITサービスを提供できるシステムインテグレーション人材プールの構築を推進してまいりました。

　さらに、アジャイル開発、クラウド、AI、IoT、DXなど先端領域における技術整備およびソリューション開発を積極的に進め、人材育成と技術基盤強化を計画的に実施しております。高度技術人材の不足が続く業界環境において、多様なバックグラウンドを持つ人材の確保と育成を重視し、顧客ニーズの多様化・高度化に応える体制構築を経営の重要方針としております。

　今後も、お客様に確かな付加価値を提供し、持続的な“win-win”関係を築く真のITビジネスパートナーとなることを目指し、社員一同、引き続き誠心誠意取り組んでまいります。

2025年12月5日
取締役社長　小縁千晴